お芝居の事。妊娠した時・・・
この記事の続きです。
オーディションやら面談やらに挑戦して
いろいろな舞台に出れる事になった辺りに妊娠が発覚しました。
こちら野外イベントの時の写真。
これも70人くらい出たのかな?
皆顔に絵の具塗ってます〜
子宝祈願とかもしたので想定内ではありましたが
まさかこんな早くにに発覚するとは思わず。
おりしもその舞台が終わった後はもう一個舞台に出演予定でした。
取り急ぎ、出演予定の舞台の演出家に相談。
「さらば箱舟」のマコンドーの方の演出家の倉本さんは「何よりも産まれてくる命が大事だから降板もしてもらってもいいけど、出てくれるなら考慮して演出する。」との事。
正直、総勢82名の舞台ですし役名は付いていたもののそこまで重要な役でもないから降板してもいいかとも思いましたが、私の信念として「一度引き受けたものはやる!」という考えがあったので参加することにしました。
が、これが想像以上に大変でした。
妊娠の初期だったので正直なところ一番気をつけなくてはならない時期。
舞台は何十人が踊り狂う所もあったり、集団で何かする事が多かったので邪魔にならないよう、しかしお腹に気をつけなくてはという意識がずっとありました。
劇場での 練習風景。なんかもう比率がおかしい(笑)
倉本さんはすごーく気を使ってくれ、椅子に座れるようにしてくれたり演出も言ってくれた通り極力無理のないようにしてくれ、最悪途中退場できる位置にしてくれました。
本番中は大雪に見舞われたりもしましたが、なんとか千秋楽まで終えられてほんとにホッとした記憶が。
打ち上げや飲み会は全然参加できませんでしたたが、演出には最後挨拶ができたので良かったです。
周りにも気を使わせてほんと感謝しかないですねえ。
お婆ちゃん役でした。
そして「さらば箱舟」が終わって間もなく次の舞台の稽古が始まります!
厳密にいうと稽古始まって少ししてからの参加になりました。
2013年にもお世話になった発条ロールシアターさんです。
こちらも演出の則末チエさんには妊娠の事を伝えました。
するとやはり「出る出ないは任せるけど出てくれるなら極力無理のない演出にする」とおっしゃってくれました。
実はこの稽古中、安定期ではあったのですがたまに出血があり、病院に行くことがあったりして、そういう事があると「稽古もお休みしてください」とおっしゃてくれました。
私の中で稽古を休むという事はやってなならない事の三本指に入るくらいタブーなのですが、そんな私にほぼ演出命令で休ませてくれました。
このお芝居、私ここ数年の舞台で一番役作りに苦しんだのでかなり演出的にも心配されたかと思いますが、やってて楽しい自由な役でもありました。
本番中はとっても楽しかった記憶しか残ってません(汗)
仕込みの時も無理のないスケジュールを組んでくれ、共演者たちにも負担が多かったと思いますが、皆嫌な顔一つせず逆に心配してくれたりしました。
共演者が書いてくれた似顔絵。可愛い。
残念ながらこの現場も打ち上げや飲み会は参加できなかったのですが・・・最後は演出と主催にも挨拶できたので良かったです。
駆け足で書いていきましたが、今振り返るとかなりの方々のご協力と演出や主催の方々にも気を使ってもらってたんだなあ・・・と思います。
そんな訳で無事に産まれた我が娘はお腹の中で2つの舞台に立った訳ですね。
あれ?だから先週のゲネプロ見た時も泣かなかったのかな?
ゲネプロ前の1枚。
どっからどう見ても酔っ払いが絡んでるようにしか見えない(笑)