お芝居の事。~ママーズ~その②
こちらの記事の続きです。sadasonam.hatenablog.com
そして2月某日、某所で女優4名と演出+各自の子供たちが集いました。
演出、なぜかビデオカメラ持参。
まず最初に演出からのお話がありまして
(とはいうものの、子供たちの準備が整ってからだったので集まってから30分以上要しました汗)
「せっかく育児をしている女優が集まったのだから、ドキュメンタリーとして映像に残したい」とお話がありました。
これは皆賛成。小さい子供がいても演劇をあきらめる必要はない!という可能性を少しでも分かってもらいたいからです。
と、いう訳でここからずっとカメラが回ることになります。
そして稽古は子供優先でというお話も。
子供が熱を出したらお休み若しくはできる者たちだけで稽古する!のを徹底しようという事になりました。
結果を言うと、5人の子供たちは全員、稽古期間中に熱を出したり体調不良になったりしたので、これは助かりました。自分のやりたいことを優先して子供が犠牲にならないようにというのは皆が思ってる事ですから。
お話はそれくらいになり配役決めへ。
「楽屋」という戯曲は以下四名の配役があります。
女優A・・・楽屋で出番を待っている女優。かなり年季あり。
女優B・・・楽屋で出番を待っている女優。Aよりも若い感じ。
女優C・・・「かもめ」のニーナ役の大御所女優。
女優D・・・女優Cの元プロンプター。入院中。
有名なところでは渡辺えりや(女優A)小泉今日子(女優B)、青井優(女優D)など出ているバージョンもあります。
役の設定は基本的なもので、いろいろ変えたりしても自由です。
(例えばDがおばさんがやってもいいとか)
今回の女優4人は30代半ばが2名・40代前半が2名なので、演出曰く「誰がどの役をやっても大丈夫」と言われました。
そうは言っても決めなきゃなので順番に役を変えつつ本読みしてみます。
そして読むこと2時間・・・・
決まらない!!!!
演出も頭を抱えてました。
誰がどれをやっても成立がするので、わずかな決め手から配役を決めようと思ったそうですが、なかなかその決め手が探れない感じでした。
ただ、女優A・Bに関してはやはり年輪があった方がいいという事で40代の二人(私を含む)で決定。
30代の二人が女優C・Dをやる事に。
そこから女優Aは私に、女優Bは娘と同じ年の息子ちゃんがいる水原香菜恵ちゃんに。
そして何度読んでも女優C・Dが決まらず・・・
その日はこれで解散となりました。
後日、二人で相談して女優Cは俳優座の桂ゆめちゃんに。女優Dは発案者の西入美咲ちゃんに決定。
かくして、紆余曲折ある子連れ稽古が始まるのでありました・・・・
続く。
写真は向かって左からA.B.C.D役と子供たち。
※ひとりはお稽古事のためいません